子供の急性肝炎
子供の急性肝炎が世界中で
イギリスなど世界中で子供(特に12歳以下)の急性肝炎が数多く報告されている。
原因は何から来ているのか。
CDC(アメリカ疾病予防管理センタ)2019年報告
2019年にコロナウイルス2(SARS-CoV-2)をが中国の武漢で発見される半年前の頃であった。
CDCより主にエタノールなどのアルコール消毒剤を子供の手指消毒の際に塗布する度に気化したアルコールを呼吸と共に吸ってしまい血中アルコール濃度が一機上がると言うのである。これは飲酒により胃からアルコールを摂取するより危険らしい。大人が飲み会なので急性アルコール中毒になるのは飲み過ぎて嘔吐し、その嘔吐物に含まれるアルコールが気化し呼吸と共に肺に入り急性アルコール中毒に至るらしい。2020年11月にはWHOより”COVID-19および手指消毒剤の頻繁な使用;曝露経路による人間の健康と環境の危険 ”もリリースされている。
アデノウイルスとの関係
結論から申し上げますと関係はないのではと思います。
イギリスの報告に今回の子供の急性肝炎の共通点にアデノウィルス感染が挙げられているが過去にアデノウィルスの感染で急性肝炎は報告されていない。100種類以上あるアデノウィルスで今回イギリスで確認されたのが41型という感染性胃腸炎を発症するタイプなので肝炎は考えにくい。アデノウィルスが変異してと言う話もありますがこのウイルスはコロナウイルスように容易に変異できないそうです。
アデノウィルスはノロウイルス同様アルコール消毒剤では消毒出来ない。アルコール消毒剤に頼り過ぎた結果ではないでしょうか。従来通り次亜塩素酸水による除菌と石鹼での徹底した手洗がいいのかもしれません。
アルコール消毒剤の注意点
アルコール消毒剤は万能ではありません。
効果のあるウイルスや細菌、効果のないものもありますから注意してください。
お子様にご使用の時は気化したアルコールを吸わないように注意し手指に塗布すれば大丈夫です。