一緒にいるだけで幸せな気分にさせてくれる犬ですが、飼っていく上で、臭いの問題は避けては通れません。しかし、犬の臭いはきちんとケアすれば抑えることができます。そこで今回は、ペットとの快適な生活を送るための、臭い対策について解説していきます。

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犬が臭う原因とは？

犬が臭う主な原因としては以下の３つです。

 

• 体臭
• 口臭
• 便臭

 

犬は全身に人間の脇汗のようなじっとりとした臭いのキツイ汗をかき、この汗が独特の体臭を生み出します。また、口臭や便臭もきつく、臭いに敏感な方にとってはかなり苦手に感じるでしょう。しかし、これらは家庭でケアすることが可能であり、定期的に行うことで十分緩和することができます。

 

「犬は好きだけど、臭いがどうしても我慢できない」という理由から、一緒に暮らすことをためらっている方も、有効な臭い対策を行い、諦めずにチャレンジしてみて下さい。

犬の臭いを取る方法は？

では、犬の臭いを抑えるにはどういった方法があるのでしょうか？多くの飼い主が日頃から実施している臭い対策を、いくつか解説していきましょう。

シャンプーをする

犬専用のシャンプーが様々なメーカーから発売されており、定期的に使用することで犬の体臭はかなり軽減されます。人間用のシャンプーは犬の肌には刺激が強く、肌荒れを起こしてしまう可能性もある為、必ず犬専用のものを使用しましょう。

 

ポイントは洗った後にしっかり乾かしてあげること。濡れたままにしておくと雑菌が繁殖し、せっかくシャンプーしてもまたすぐに臭ってきます。タオルで水分を拭き取ったらドライヤーでしっかりと乾かしてあげてください。

顔や手足を小まめに拭く

耳掃除や目ヤニ取りなど、顔の周りを拭いてあげたり、手足を拭いてあげたりすることも、重要な臭い対策の1つです。顔を拭いてあげる時はダックスフンドやプードルであれば耳の中、パグのような短頭種であれば顔のしわの間など、汚れが溜まりやすい場所が犬種によって違うことを認識しておきましょう。また、散歩帰りは手足が汚れているので、必ず拭いてあげてください。

日々の食事を変えてみる

日々の食事を変えてみることで、体臭や便臭が軽減することもあります。特に脂分が多いドッグフードは体臭の原因にもなりかねないので、ペットフードを選ぶ際は成分表示をよく確認してから購入するように心がけてください。わからない場合は行きつけの動物病院に相談してみてもよいでしょう。

歯磨きを施す

人間の口臭予防に大切な歯磨きですが、犬もまた然りです。犬も口の中が不潔になると雑菌が繁殖し、口臭がきつくなるばかりか、虫歯や歯槽膿漏など、口内疾患にもなりかねません。犬専用の歯ブラシのほか、指に巻き付けて磨くシートタイプなど、いろいろな製品が販売されているので、まずは使いやすいものから試してみてください。

トイレを定期的に掃除する・肛門腺を絞る

トイレが汚れていると、その匂いが犬の毛に染み付き、体から便臭がするようになってしまいます。常にトイレはチェックし、汚れをこまめに掃除してあげましょう。また、肛門腺に溜まった分泌物が便臭を漂わせることも。こちらもこまめに絞ってあげることで便臭が軽減します。多くの飼い主はシャンプーのついでに施してあげることが多いようです。自分でできないと感じたら、動物病院で絞ってもらうことも可能です。

それでもだめなら動物病院へ

いろいろ試しても臭いが取れないと感じたら、迷わず動物病院へ連れていきましょう。もしかしたら何らかの病気を患っているかもしれません。便がいつもと違う臭いがしたら内臓疾患が、歯磨きをしても口臭が収まらない場合は歯槽膿漏や歯肉炎などが疑われます。人間と同じように、病気は早期発見が大切。迷う前にすぐ受診することをおすすめします。

まとめ

もし臭いが原因で犬を飼うことを諦めていたのであれば、シャンプーや歯磨き、トイレの定期的な掃除などをすれば必ず改善するので、ぜひ一緒の生活をチャレンジしてみてください。きっとこの上ない喜びがあなたに毎日訪れるでしょう。但し、いろいろ施しても臭いが消えない場合は何らかの病気を患っている可能性がありますから、その時はすぐに動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。