お家における臭いのもとにもなる犬のトイレ。掃除を怠ったまま長期にわたって放置すると、犬自体が臭くなるばかりか病気を引き起こすリスクも。ですので、定期的に正しいやり方で衛生管理する必要があります。トイレの形も一般的なトイレトレーだけでなく「メッシュ型」など形式も様々で、正しい掃除の仕方がわからないという飼い主も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、犬のトイレを上手に掃除する方法について解説していきます。すでに犬を飼っている方も、これから飼う方も、この記事を読んで知識を深めてくださいね！

この記事を読むための時間：3分

犬のトイレトレーとは？

犬をお家に向かい入れる際、室内で排泄できるように設置するのが犬のトイレトレーになります。トイレトレーといっても様々な形式があり、一般的なシーツを敷いて使用するタイプや子犬がシーツを嚙み切って誤飲するのを防止するための「メッシュ型」、また、「立ちション」をする雄のために作られた壁付タイプなどがあり、実に様々。

 

形によって掃除の仕方も多少異なるので、衛生的に管理するためには形式に合わせたトイレ掃除が必要です。

トイレトレーの掃除の頻度は？

犬のトイレトレーを清潔に保つためには毎日行う日常的な掃除と、定期的に行う大掃除が必要です。それぞれどれくらいの頻度で、どのようなことを行うのか具体的に解説していきます。

1日1回：消臭スプレーを使った掃除

まず日常的な掃除ですが、最低でも1日1回、専用の消臭スプレーを使って綺麗にしましょう。シーツタイプのモノであれば交換した後に消臭スプレーをトレーや縁の部分を吹き付けてキッチンペーパーなどで拭いていきましょう。メッシュ型はまずトレーからメッシュを外し、汚れている部分にスプレーをかけたら少し時間を置いた後、キッチンペーパーや少し厚手のウエットティッシュなどを使って拭き取っていきます。

1週間に1回：トレーの水洗い

消臭スプレーを使用した日々のお掃除だけではどうしても臭いが残ってしまうので、1週間に1回は全体を水洗いすることをおすすめします。ウンチが付いた部分には食器用洗剤を、おしっこがよくかかる部分にはクエン酸配合のお風呂用洗剤を使うと汚れも臭いもよく落ちて効果的です。また、メッシュ型は目が細かいので、使い古しの歯ブラシを使用するとこびりついた汚れが上手く落とせます。

犬のトイレ掃除の仕方について

では、正しいトイレトレーの掃除方法を改めて順番に解説していきます。

一般的なトイレトレーの場合

専用の吸収シートを敷いて利用する、一般的なトイレトレーの掃除方法は次の通りです。

 

1. まず汚れたトイレシートを外します。
2. シートを外したタイミングで除菌シートを使い、トレーを拭いていきます。
3. 尿の量が多く、溝やストッパーに残って上手く拭き取れない場合はお風呂場に持っていき水で流して乾燥させましょう。

 

繰り返し洗って使うトイレシートは犬用洗剤で良く洗浄した後、しっかり乾燥させてから使いましょう。また、1週間に1度は犬用洗剤でスポンジを使ってトレー全体をしっかり洗ってください。

メッシュトレーの場合

メッシュトレーの掃除は次の手順で行いましょう。

 

1. メッシュの部分全体に洗浄スプレーを噴射し、しばらく置きます。
2. 汚れが浮いてきたらペーパータオルで拭き取っていきましょう。
3. 更に清掃用シートでメッシュトレー全体を拭きます。
4. メッシュトレーがきれいになったら本体の糞尿を取り除き、洗浄シートで全体を拭きます。
5. 綺麗になったメッシュトレーと本体を組み立て、全体に消臭・除菌スプレーをかけたら完了です。

 

メッシュの細かい目に付着した汚れは使い古しの歯ブラシで擦ると綺麗に落とせます。それでも取れない場合はお風呂場で水洗いするのがおすすめです。

まとめ

人間と同じように、犬のトイレは犬の健康を良好に保つためにも常時清潔にしておくことが必要です。専用の洗浄スプレーやシートを使って、掃除してあげてください。メッシュ型の細かな部分は使い古しの歯ブラシで擦ると上手く掃除できますよ。ぜひきれいにお手入れして、愛犬に気持ちよくトイレを使ってもらいましょう！