赤ちゃんが生まれるとそれまでの生活習慣が大きく変化し、毎日が慌ただしく過ぎていきますよね。疲れ切った体をしっかり休めたいところですが、夜中、頻繁に目を覚ます子供にあわせなければならないので、ほとんどの親が睡眠不足になりがちです。しかしながら、疲れた体を休めるためには一定の睡眠が必要なのも事実。果たして子育て期間中に、親の睡眠不足を解消する方法はあるのでしょうか？そこで今回は

 

• 子育て中の親が睡眠不足になる原因
• 睡眠不足による子育てへの影響
• 子育て期間中の睡眠不足解消法

 

こういった話題について詳細に解説していきます。育児による睡眠不足に悩まされている方は、ぜひこの記事を参考にして自分なりの解消法を見つけてください！

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子育てする親が睡眠不足になる原因とは

そもそもなぜ子育てする親は睡眠不足になってしまうのでしょうか？まずはその原因について解説していきますので、しっかり理解しておきましょう。

育児と家事・仕事の両立

今の子育て世代は共働きが多く、男性、女性に関わらず育休が取得できるようになるなど、一定の配慮がされるようになってきたものの、やはり育児との両立は大変です。仕事から帰宅してから家事や子供の世話をして、寝るのが夜中になってしまうお父さん・お母さんが多いのも現実。当然十分な睡眠が確保できるわけではなく、仕事との両立がもたらす親の睡眠不足は今もあまり変わりません。

寝かしつけ

寝かしつけが上手く行かない日が続くことによる睡眠不足も昔からある原因の1つ。子供は気まぐれなので、すぐに寝てくれる日もあればそうではない日もあり、先に眠ることができずに親も必然的に睡眠不足に陥ります。

子供の短い睡眠時間

生まれてすぐの赤ちゃんは周りの大人とは生活のサイクルが異なり、3～4時間ごとに目を覚まします。その都度ミルクをあげたりおむつを変えたりする必要があり、この一連のサイクルは夜中にも及びます。従って、親は夜中も数回起きなければならず、当然睡眠不足にもなりがちです。

産後ストレスによる不眠

産後すぐの親は生活スタイルがガラッと変わり、睡眠時間だけでなく食事する時間もままならないこともしばしば。健康の源である「睡眠」と「食事」が不足し、産後ストレスとなって睡眠障害を起こすケースはよくあります。

子育て中の睡眠不足が影響すると？

子育て中の睡眠不足は親の健康だけでなく、疲れ切った親と一緒に暮らす子供にも悪影響を及ぼします。睡眠不足により親はストレスが溜まり、最悪「産後うつ」と呼ばれる精神疾患を患うことも。また、そんな親を見た子供もストレスが蓄積し、体の不調や精神障害を引き起こす場合があります。親と子供は一心同体。親が心身ともに健康でなければ、子供が健康に育つことはできません。

子育て期間の睡眠不足解消法とは

子育て期間中の親は睡眠不足になり、体調不良にもなりがちですが、子供を心身共々健康に育てるためにはこの状況を少しでも良くしなければなりません。そこで、子育て期間の睡眠不足解消法をいくつか解説していきます。

小まめに睡眠をとる

他の家族が面倒を見てくれたり、子供が昼寝したりして時間が取れたら、とにかく少しでも眠るようにしてください。まとめて睡眠をとることが難しくても、空いた時間を使って小まめに眠るようにすれば、睡眠不足がある程度解消できます。

良質な睡眠をとる

貴重な睡眠時間の「質」を向上させることで、目覚めをスッキリさせ、ストレスを軽減することができます。睡眠の質を向上させる、となると高級な寝具を揃えたり、アロマを炊いたりなどを想像しますが、そんなことはせず、普段の生活を少し変えてみるだけでも睡眠の質は向上します。例えば

 

• パソコンやスマホの閲覧は睡眠2時間前にする
• 昼間に散歩やストレッチなどの適度な運動をする
• お風呂はぬるめのお湯にゆっくり浸かり、睡眠90分前には完了させる

 

このように、生活習慣をちょっと改善するだけでも寝付きが良くなる、熟睡できるなど、睡眠の質を向上させることが可能です。同じ睡眠時間でも質の高い睡眠がとれるのと、そうでないのとでは、疲れの取れ方が全く違うので、ぜひ試してみてください。

「睡眠の日」を作る

睡眠を小まめにとったり、質を向上させたりすることで一定の睡眠不足解消効果やストレス軽減効果を得ることは可能ですが、やはりまとまった睡眠時間も欲しいですよね。そんな時は家族に協力してもらい、週に数日「睡眠の日」を作りましょう。1週間に1日だけでも6~7時間、まとめて睡眠をとることで心身ともにかなりリラックスすることができます。

周りにサポートしてもらう

睡眠不足が慢性化し、疲れ切ってしまう前に自分の配偶者や兄弟、両親などに相談し、家事や育児をサポートしてもらいながら睡眠時間を確保しましょう。若いお母さんは自分の体力を過信し、何事も一人で抱えてしまいがち。無理をし過ぎて疲れすぎてしまい、逆に眠れなくなってしまう「不眠症」を患うと、他の疾患も併発し、結果子育てすることが困難になります。

 

周りの家族はあなたが助けを求めることをきっと待っているでしょう。子供のためにも無理はせず、積極的に周りの協力を仰ぎましょう。

まとめ

子育て中に睡眠不足になることは「当り前のこと」と捉えられがちですが、一定の睡眠時間を確保し、健康な状態を維持しなければならないのは子供も親も同じ。家族をはじめ、周りの協力を得ることができれば睡眠不足を解消することもできるので、子供のためにもあまり無理はせず、睡眠の質を向上させ、一定時間確保することを心掛けましょう。