あなたは布マスク?不織布マスク?違いや使い分けのポイントを解説
新型コロナウイルス感染症の流行により、マスクを着用する機会が増えてきました。マスクはその形状や素材によっていくつかの種類に分かれますが、中でも布マスクを選ぶか不織布マスクを選ぶかで迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。この記事では、布マスクと不織布マスクそれぞれの違いや、使い分けのポイントをご紹介します。素材の違いを理解して賢く使い分け、マスク着用時も快適に過ごしましょう。
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目次
布マスクと不織布マスクの主な違い
布マスクと不織布マスクには、さまざまな面において違いがあります。
素材の違い
布マスクはガーゼ等の布を折りたたんで裁縫されているマスクを指します。水を使って洗えば繰り返し使えるため、環境にも優しく経済的です。
一方不織布マスクは、繊維を熱的、化学的、機械的に加工した不織布を材料にしたマスクです。不織布マスクの中には、コットンなどの天然繊維を含むものも販売されています。基本的に使い捨てを前提として作られており、衛生的に使えるため、昔から医療や介護の現場でも使われています。
通気性
不織布マスクと布マスクを比べると、布マスクの方が目が荒いため、通気性に優れています。マスクを着用していて息苦しいと感じる場合には平面タイプを避けて、鼻口周りに空間が作られている立体タイプのものを選んでみてくださいね。
肌触り
不織布マスクは化学繊維が主な材料として使用されているため、肌荒れしてしまう危険性があります。メーカーによっても化学繊維の種類が違うため、肌荒れしてしまった人は違うメーカーを試してみても良いでしょう。コットンなどの自然素材を多く織り込んでいるものがおすすめです。
ガーゼなどで作られている布マスクは、素材が柔らかくて保湿性に優れており、肌に優しいと言われています。ただし、布マスクの縫い目が直接皮膚に接触することで、人によっては肌荒れしてしまうことがあるため、肌が荒れやすい方や接触性の湿疹が出やすい方は、縫い目の位置が異なるマスクを選んでみましょう。
ウイルス感染対策面
不織布マスクの着用時は、マスクを着用していない場合と比べると、空中に浮遊する飛沫物質の吸い込み量を70%程度減少させることができます。また自分の咳やくしゃみによる飛沫の吐き出し量をカットする効果は、80%程度だと言われているため、感染拡大防止に役立つでしょう。
またパッケージ上に「PFE」「VFF」「BFE」などのアルファベットが表記されていますが、これらはマスクの効果を測る性能試験に使用している粒子のサイズを表しています。
・PFE(微粒子捕集効率試験)…ウイルスよりもさらに小さいPM2.5が対策できる。
・VFF(ウイルス飛沫捕集効率試験)…ウイルスや風邪の飛沫が対策できる
・BFE(バクテリア飛沫捕集効率試験)…ウイルスや風邪の飛沫が対策できる
上記の通り、「PFE」「VFF」「BFE」のいずれを選んでも、十分な感染対策効果を得られます。花粉症対策用と表示されたものでは、ウイルス対策には向かないため避けてください。
一方、布マスクの繊維の大きさは不織布タイプのものよりもやや荒く、不織布マスクより感染予防効果が低いといえます。布マスクをつけたとき、空中の飛沫の吸い込みを軽減する効果は、マスク未着用の場合と比べて50%未満です。しかしその一方で、自らの咳やくしゃみで吐き出した飛沫をキャッチする効果は、不織布と同様に約80%程度カットできるとされています。
布マスクは、周囲の人を守り感染拡大を防止するためには、十分な役割を果たすと考えられるでしょう。
布マスクと不織布マスクを使い分けるポイント
先述した通り、布マスクと不織布マスクにはそれぞれに特性があり、適した場面や目的が異なります。ここでは、布マスクと不織布マスクを使い分ける際のチェックポイントをご紹介します。
布マスクの方が適している場面
布マスクは、飛沫の吸入防止効果は低いですが、不織布マスクと同レベルの拡散防止効果を得られます。そのため、人が少ない場所に行くときや風通しの良い場所、屋外で過ごすときに選択すると良いでしょう。また布マスクは素材が柔らかくて肌触りが良いため、不織布の素材が原因で起きる肌荒れが気になる場合にもおすすめです。
不織布マスクの方が適している場面
医療機関と訪れる場面や、満員電車に乗るとき、人の多い場所で買い物をする場合など、人の密度が高い場合は、感染率が上がってしまうため、ウイルスカット効果の高い不織布マスクが適しています。人混みでなかったとしても、換気が悪い場所で活動する場合や至近距離で会話するシーンがある場合には、不織布マスクの着用がおすすめです。
マスクは正しく付けることが大切
ここまで、不織布マスクと布マスクの違いを解説しましたが、両者のメリットを活かしながら感染防止効果を最大に得るためには、マスクを正しく着用することが何よりも大切です。マスクを着用する際には、顔とマスクの間に隙間を作らないことを意識し、しっかりとフィットさせましょう。また自分の顔に適したサイズのものを選ぶことも重要です。
不織布マスクには鼻の部分にワイヤーが入っているため、そのワイヤーを触って顔にフィットさせてください。マスクをつけた状態で大きく息を吐いたときに、隙間から空気が漏れててしまうのであれば、密着していない証拠です。
布マスクは素材自体が柔らかいため、顔に沿って密着させやすいというメリットがあります。合うサイズを選んでもフィット感が足りないと感じる方は、耳紐でサイズを調整できるタイプのマスクを選んでみてください。
まとめ
いかがでしたか。不織布マスクと布マスクの違いや、使い分けのポイントをご紹介しました。それぞれの特性を理解して上手に使い分けることで、呼吸のしにくさや肌荒れを抑えることができます。目的やシーンに合わせて、不織布マスクと布マスクを使ってみてくださいね。
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