一般的に、使い捨てタイプとして販売されている不織布マスクですが、一度使用しただけで捨てるのはもったいない…と感じたことはありませんか？実は不織布マスクは、正しく洗うことで繰り返し使用することが可能です。この記事では、不織布マスクの洗い方や、洗う際の注意点をご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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不織布マスクは再利用が可能！

使い捨てとされている不織布マスクですが、正しく洗うことで再利用が可能です。素材自体の強度はそれほど高くありませんが、不織布は基本的に素材が3層になっており、中央に位置する層の繊維が帯電されていて、その部分でウイルスや不純物をキャッチできる仕組みになっています。

 

この効果は、洗剤や水に触れることによって減少してしまいますが、多少性能が低下したとしても布マスクよりもフィルター補集効果が高く、十分感染対策に役立つと言われています。

不織布マスクは何回洗濯できる？

正しく洗うことによって、10回程度であれば繰り返し使用することができます。マスクの素材や洗い方、普段の取り扱い方によっても使える回数は異なります。十分な感染対策の効果を得るためにも、マスクが劣化したと感じた場合にはすぐに交換しましょう。スレや毛羽立ちが見られるときや、部分的に薄くなってしまったと感じるときには、交換することをおすすめします。

不織布マスクの正しい洗い方を解説

不織布マスクを繰り返し使用するためには、正しく洗う必要があります。早速、正しい洗い方を見ていきましょう。

準備するもの

ここでは、不織布マスクを洗う際に必要なものをご紹介します。

 

・お風呂用の洗面器や桶

・水もしくはぬるま湯…1リットル

・洗剤…パッケージ裏に書かれた、使用量の目安を確認する

・乾いたタオル…1枚

 

※「家庭用の洗剤であれば、食器用でも手洗い洗剤でも何でも可能」とも言われていますが、マスクは直接肌に触れるため、肌に優しい中性洗剤（洗濯用）をおすすめします。わからない場合には、パッケージの裏の商品表示欄をチェックしてみてください。

洗い方の手順

洗い方の手順は以下の通りです。

 

①洗面器に水を張り、中性洗剤を入れてよく混ぜます。

②①の洗面器にマスクを入れます。マスクの上から押さえるように優しく洗いましょう

③マスクを取り出し、洗面器の水をきれいなものに入れ替えます。マスクをきれいにすすげるまで、水を入れ替えながら数度繰り返し洗ってください。

④マスクを十分にすすいだら、乾いたタオルに挟んで余分な水分を取ります。

⑤シワを伸ばして形を軽く整えたら、干して乾燥させましょう。

 

上記の手順で、不織布マスクはきれいに洗濯することができます。菌やウイルス対策が気になる場合には、除菌洗剤を使用しての洗浄や、仕上げにアルコール剤（完全に乾燥していないと全く効きません）や次亜塩素酸水（少々濡れていても効果があります）を噴射することをおすすめします。

不織布マスクを洗う際の注意点

ここでは、不織布マスクを洗って再利用する際の注意点を紹介します。

優しく洗う

洗面器の中でマスクを洗う際には、上から押すようにして優しく洗いましょう。揉むようにして洗うと、マスクの繊維が傷ついたり層が崩れたりしてしまい、型崩れの原因になってしまいます。押し洗いのみでは心配な場合には、1時間ほど浸け置きするのもおすすめです。

干すときには自然乾燥を

濡れたマスクを干すときには、風通しの良い場所に吊るして干しましょう。不織布マスクには、熱に弱い材料が使用されている製品もあるので、乾燥機にかけてしまうと型崩れの原因になってしまいます。同様に、アイロンの使用も避けましょう。

まとめ

いかがでしたか。不織布マスクを洗う方法と、洗う際の注意点をご紹介しました。丁寧な手洗いを行うことで、不織布マスクの性能を大きく落とすことなく繰り返し使用できます。正しい洗い方で洗浄することで、10回は再利用できるため、節約になるのも嬉しいですね。ぜひ今回の記事を参考にしていただき、マスクの再利用に挑戦してみてください。