新型コロナウイルスの感染拡大によって、手指消毒をするのが当たり前になっている方も多いのではないでしょうか。このご時世で、飛行機を利用する際に気になるのが、飛行機内の感染対策事情ですよね。この記事では、アルコール消毒スプレーが持ち込める条件や、自分で取り組める感染対策、航空会社が行う感染対策についてご紹介します。飛行機に乗る予定のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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消毒スプレーやジェルは条件次第で持ち込み可

基本的に、直接肌につけるタイプのアルコール消毒スプレーやアルコールジェル又は除菌用次亜塩素酸水は、機内への持ち込みや預け入れ、どちらも可能です。数量制限は「1容器あたりの容量が、0.5kg以下または0.5ℓ」とされているため、特別大きいサイズでない限りは問題ないでしょう。

機内に持ち込めない感染対策アイテム

持ち歩きタイプの消毒スプレーや消毒用ジェルなどは、問題なく持ち込みができますが、持ち込みを禁止されているものもあります。薬剤を混ぜたり、製品を曲げることで腐食性物質（亜塩素酸ナトリウム）が発生するクレベリンなどの一部空間除菌製品は、持ち込みも預け入れもできません。気になる場合には先に利用する航空会社へ確認しておくことをおすすめします。

飛行機内でできる感染症対策

航空会社や空港は最大限の施策を講じて感染拡大防止に努めていますが、ウイルスの感染を広げないために最も大切なのは、個人の意識を高めることです。ここでは飛行機内でできる感染症対策をご紹介します。

マスクを着用する

ウイルスを周りに広げない、自分が吸い込まないために、マスクを着用することは大切です。機内では非常に近い距離で、長時間他人と過ごすことになります。もしかすると周りに咳をしている人や、具合の悪い人がいるかもしれません。最大限に感染対策効果を発揮するためにも、マスクは顔にしっかりフィットさせて正しく着用しましょう。万が一マスクを忘れてしまっても、空港内や機内でマスクを購入できます。

手指や身の回りの消毒を行う

手を清潔に保つ事は、感染症から身を守る上で最も有効な手段と言われています。ハンドソープや石鹸を使用して手指は丁寧に洗いましょう。またトイレに行った後や食事の前などのタイミングで、アルコール消毒をすることも大切です。

 

座席周りや化粧室など、乗客が出入りする前後には、航空会社によって清掃されています。そのため身の回りの衛生面には特に心配は無いのですが、念のため自身でも除菌をしておくと安心です。

 

リモコンやスクリーンを触る際、シートベルトバックルやヘッドレストなども、消毒しておいた方が良いでしょう。スプレータイプのものを使用すると、周りに飛び散ったり座席が湿ってしまう危険性があるため、シートタイプのものを使用しましょう。

密を避ける

航空会社によっては、ネット上で飛行機を座席指定する際、空席率や混み具合を確認できる場合があります。スケジュールがある程度自由なのであれば、空いている便を選ぶと安心です。また座席指定は、着席率の高いゾーンを避けて席を指定しましょう。降機の際も、早く出たくてつい慌ててしまうものですが、混み合ってしまうと逆効果です。気持ちに余裕を持って、密を避けながら行動してください。

航空会社が行っている感染対策

感染症が拡大するリスクを軽減し、乗客の不安を少しでも取り除くために、航空会社側さまざまな対策を講じています。

 

・通路や機内で混みあわないように、搭乗案内の工夫

・ウイルス除去剤による定期的な消毒

・機内換気の徹底

・食事は使い捨てのトレーを使用

・ラウンジ内などにパーテーションの設置

・消毒用アルコールや次亜塩素酸水の設置

まとめ

いかがでしたか。この記事では、アルコール消毒スプレーや除菌用次亜塩素酸水が持ち込める条件や、自分で取り組める機内での感染対策、航空会社が行う感染対策についてご紹介しました。アルコール消毒液や除菌用次亜塩素酸水は、条件を満たせば問題なく持ち込みができるため、安心して搭乗することができますね。個人で予防対策をしっかりと実施し、感染リスクを最小限に抑え、空の旅を気持ち良く楽しみましょう。