在宅介護を行う際に、毎日発生するのが使用済みのパットやおむつです。捨て方や臭い対策にお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、使用済みオムツの処理方法や、臭いを防ぐためのポイントをご紹介します。お悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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在宅介護のおむつ処理の方法

ここでは、おむつ処理の手順や、分別方法をご紹介します。

おむつやパット処理の手順

 

1. 脱いだおむつを、新聞紙を引いたバケツに入れます。
2. トイレ以外の場所で排泄介護を行った場合には、そのままバケツを持ってトイレへ行き、おむつに付着した便を取り除いて流します。
3. おむつは汚れている面を内側にして、できるだけ小さく丸めましょう。おむつに付いているテープで、外れないようにしっかりと固定します。
4. 丸めたオムツを、新聞紙を利用してしっかりと包みましょう。
5. さらにビニールなどに入れて、再度開くことがないようにしっかりと口を閉じます。
6. 蓋・パッキンのついたゴミ箱に入れます。ゴミ箱は直射日光の当たらない、できるだけ涼しい場所に配置しましょう。
7. 排泄介護の後は、手指に病原菌がついている可能性があるため、手洗いと消毒をしっかり行ってください。

おむつやパットの分別方法

使用済みの介護おむつやリハビリパンツ、パットは、ほとんどの場合可燃ゴミとして分別が可能です。しかし一部の自治体においては、不燃ゴミとして処理する場合があります。住んでいる地域の分別ルールをしっかりと確認しておきましょう。

臭いを防ぐためのポイント

毎日ゴミを出せるわけではないため、ゴミ箱に入れている間もできるだけ臭いを防ぎたいですよね。ここでは、臭いを防ぐためのポイントをご紹介します。

その都度新聞紙に包む

使用後のオムツは、一つひとつをしっかりと新聞紙で包むことで、消臭効果が得られます。新聞紙の素材は木材であるため、木材の繊維内に空いている無数の穴に臭いが吸収され、高い消臭効果が発揮されます。またインクによる防臭効果も期待できるため、おむつをその都度新聞紙にしっかりと包むことで、臭いの元を断てるでしょう。

臭い防止のアイテムを活用

使用済みのおむつが原因の臭いを防止するためには、専用のゴミ箱やおむつ用のゴミ袋、消臭スプレーなどを賢く活用することが大切です。消臭に特化して作られた製品を使用することで、臭いを大幅にカットできるでしょう。

 

また新しい臭い対策として、次亜塩素酸水を取り入れてみる方法もおすすめです。次亜塩素酸水は、アルコール消毒剤の代替品として広まった、除菌や消臭、ウイルス対策にまで効果を発揮してくれる酸性の溶液です。次亜塩素酸水は、有機物と反応することで分解されて水に戻るため、非常に安全性が高く、室内でも安心して使用できます。キッチン用品の除菌や消毒など、臭い対策以外にも幅広く活用できるため、コスパも良く済ませられるのも嬉しいポイントですね。

おむつを処理する際のNG行為

ここでは、おむつを処理する際のNG行為をご紹介します。

トイレに流さない

トイレには、オムツやパットを流さないように気をつけましょう。つまりの原因となってしまい、場合によっては多額の修繕費がかかってしまいます。また誤って汚れた衣類と一緒に洗濯してしまうと、洗濯機内にポリマーが広がってしまい、掃除に手間と時間を取られてしまいます。洗濯物を回す前には再確認を心掛けてください。

繰り返し利用しない

汚れている範囲が少ないからまだ使えそう…と思っても、繰り返し利用しないようにしましょう。水洗いすることで本来持っている機能は落ちてしまいますし、何より不衛生で使用感も悪くなるため、要介護者が不快に感じてしまいます。一度使用したおむつやリハビリパンツ、パットなどは、その都度廃棄してください。

外出先に捨てない

おむつの処理は基本的に家庭で行いましょう。その時のために、防臭袋を持っておくと、臭いが気にならないため大変便利です。排泄物を入れると凝固できる非常用トイレや、新しいオムツ等とセットにして持ち運ぶと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか。使用済みオムツの処理方法や、臭いを防ぐためのポイントを紹介しました。正しい処理をして、消臭対策に特化した製品を使えば、ある程度の臭いは防げます。介護ストレスを軽減するためにも、ぜひ今回ご紹介した記事を参考にしてみてくださいね。